GMOクリック証券とGMO外貨は何が違う?スワップポイントと取引条件で比べました

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結論:スワップポイントも最小取引単位も、通貨ペア次第です

GMOクリック証券とGMO外貨は、どちらも同じGMOグループのFX会社です(GMO外貨のFXサービス名は「外貨ex」)。名前が似ているので、どちらを選べばよいのか迷う方が多いのではないかと思います。

先に、2つの軸でまとめます。

GMOクリック証券GMO外貨
最小取引単位
(高金利3通貨)
トルコリラ/円は1,000通貨
メキシコペソ・南アフリカランドは1万通貨
3通貨とも1万通貨
スワップポイントの受け取り円のほか米ドルでも受け取れる円
スワップ水準が上だった通貨ペア
(直近1年)
トルコリラ/円
南アフリカランド/円
メキシコペソ/円
受け取ったスワップポイントの扱い自動で口座残高に振り替わる同左

通貨ペアごとに見ると、こうなりました。

  • トルコリラ/円:スワップポイントの水準(直近30日・直近1年)でも、最小取引単位(1,000通貨)でも、GMOクリック証券が上でした
  • メキシコペソ/円:スワップポイントの水準(直近30日・直近1年)でGMO外貨が上でした。最小取引単位は2社とも1万通貨です
  • 南アフリカランド/円:期間によって上下が入れ替わり、ほぼ並んでいます

先に書いておきます。GMOクリック証券は口座だけ開設してありますが、まだ取引に使ったことはありません。GMO外貨の口座は持っていません。

ですので、アプリの使い勝手や画面の説明はできません。この記事は、10社のスワップポイントを毎日集めているデータと、各社が公表している取引条件の2つで書いています。逆に言えば、数字の比較はしっかりできます。口座を検討している私自身が、いま何を見ているかという視点でまとめました。

そのうえで書いておくと、今回この2社を並べて調べた結果、私はどちらも使うつもりでいます。 通貨ペアによって上下が入れ替わり、しかも2社で力点が違うと分かったからです。使い始めたら、使い勝手についてもこの記事に書き足します。

その後、GMOクリック証券から使い始めることに決めました。 私はスワップポイントの一部を毎月受け取って使っているのですが、その部分については自動受取と手動受取で税金の扱いに差がないと分かったためです(→ スワップポイントの自動受取と手動受取はどちらが有利?)。差がないのであれば、水準の高いほうを選べばよいということになります。

以下、それぞれ詳しく見ていきます。

1. スワップポイント:通貨ペアによって上下が入れ替わります

10社の公表値を毎日集めて1年分を集計した結果です。すべて1万通貨あたり・2026年9月8日時点の数字です。

通貨ペアGMOクリック証券GMO外貨差
トルコリラ/円10,290円9,649円クリック証券が641円上
メキシコペソ/円5,514円5,618円GMO外貨が104円上
南アフリカランド/円5,063円5,030円クリック証券が33円上

トルコリラ/円ならGMOクリック証券、メキシコペソ/円ならGMO外貨という結果でした。南アフリカランド/円は33円差で、ほぼ並んでいます。

期間を変えると、順位はさらに動きます

上の表は直近1年の集計でした。期間を短くすると、見え方が変わります。

トルコリラ/円

集計期間GMOクリック証券GMO外貨
最新1日25.0円(10社中2位)25.1円(10社中1位)
直近30日725円(10社中1位)697円(10社中5位)
直近1年10,290円(5社中2位)9,649円(5社中4位)

トルコリラ/円は、直近30日と直近1年ではGMOクリック証券が上でした。ところが最新1日だけは、0.1円差でGMO外貨が上に来ています。

1日の数字は、この程度の幅で簡単に入れ替わるということです。

メキシコペソ/円

集計期間GMOクリック証券GMO外貨
最新1日15.1円(10社中2位・1社と同値)14.2円(10社中4位・1社と同値)
直近30日396円(10社中8位)414円(10社中3位)
直近1年5,514円(5社中2位)5,618円(5社中1位)

こちらは最新1日だけGMOクリック証券が上で、30日と1年ではGMO外貨が上でした。GMO外貨の5,618円は、1年で比べた5社の中でいちばん高い数字です。

南アフリカランド/円

集計期間GMOクリック証券GMO外貨
最新1日14.5円(10社中2位・1社と同値)13.1円(10社中8位)
直近30日380円(10社中9位)388円(10社中7位)
直近1年5,063円(5社中1位)5,030円(5社中3位)

南アフリカランド/円は真ん中だけが入れ替わる形です。最新1日と1年はGMOクリック証券が上ですが、直近30日だけGMO外貨が上でした。

3つの通貨ペアで、3つとも違うパターンになりました。 しかも3つとも、期間を変えると順位が入れ替わります。 1日の数字だけを見て決めると、長い目では違う結論になる可能性があります。

直近1年の列だけ、比較している会社が5社に絞られています。 私がデータを集め始めた時期は会社ごとに違い、1年前まで遡れるのが5社(GMOクリック証券・GMO外貨・セントラル短資FX・トライオートFX・外為どっとコム)だからです。期間の一部しかない会社を混ぜると合計が小さく出て、不当に低く見えてしまうため除いています。10社中の順位と5社中の順位は、意味が違います。

最新の数値はスワップポイント比較で毎日更新しています。

2. スワップポイント以外の違い:取引単位と受け取り方

ここからは、各社が公表している取引条件です。2026年9月9日時点の情報をもとに、最小取引単位は2026年9月27日に各社公式サイトの取引ルールで確認しています。条件は見直されることがあるため、最新の内容は各社の公式サイトでご確認ください。

GMOクリック証券(FXネオ)が挙げている特長

  • 口座数100万突破(2024年6月末時点)
  • 最短当日で口座開設・取引開始ができる
  • 最小取引単位は1,000通貨(トルコリラ/円を含む)。ただしメキシコペソ/円・南アフリカランド/円は1万通貨
  • 🎯 決済損益やスワップポイントを米ドルで受け取れる。 口座内で日本円と米ドルを無料で両替でき、米ドルを必要証拠金に使うこともできます
  • 取引ツールがすべて無料(高機能チャート、発注ツール、スマホアプリ。Apple Watchにも対応)
  • 年会費・口座維持費が無料。デモ取引、クイック入金・オンライン出金も無料

GMO外貨(外貨ex)が挙げている特長

  • 最小取引単位は、米ドル/円などが1,000通貨。ただしトルコリラ/円・メキシコペソ/円・南アフリカランド/円は1万通貨
  • 取扱通貨ペアは24。スプレッドの狭さを挙げています(※スプレッドは固定されたものではありません)
  • 取引手数料が0円(※外貨出金手数料は除きます)
  • 取引ツールがすべて無料(スマートフォンアプリ)

この2つを並べて読み取れること

まず最小取引単位です。高金利通貨に絞ると、2社の差はトルコリラ/円だけでした。

通貨ペアGMOクリック証券GMO外貨
トルコリラ/円1,000通貨1万通貨
メキシコペソ/円1万通貨1万通貨
南アフリカランド/円1万通貨1万通貨
米ドル/円など1,000通貨1,000通貨

このサイトのスワップポイント比較は1万通貨あたりで揃えています。メキシコペソ/円と南アフリカランド/円は、表の数字がそのまま2社の最小単位あたりの目安になります。トルコリラ/円をGMOクリック証券で1,000通貨から持つ場合は、表の数字を10で割ってください。

訂正(2026年9月27日):公開当初、この記事では「GMO外貨は1,000通貨から取引できるので、少額から始めやすい」と書いていました。各社公式サイトの取引ルールで確認したところ、GMO外貨のトルコリラ/円・メキシコペソ/円・南アフリカランド/円は1万通貨からでした。高金利通貨では当てはまらないため、該当箇所を訂正しました。

次に受け取り方です。GMOクリック証券には、受け取り方の選択肢があります。

スワップポイントを目的に持ち続ける立場から見て私が目を引かれたのは、スワップポイントを米ドルで受け取れるという点でした。円に換えずに米ドルのまま置いておく、あるいはそのまま必要証拠金に使う、という選び方ができます。円に換えるタイミングを自分で決められる、ということです。

これが有利になるかどうかは、そのときの為替次第です。選択肢が1つ増えるという話であって、それ自体が利益を約束するものではありません。

3. 2社に共通していること:スワップポイントが自動で口座残高に振り替わります

違いばかり書きましたが、この2社には他の8社と分かれる共通点があります。

受け取ったスワップポイントを、ポジションを決済しないまま現金として引き出せるかどうかは、会社によって3つのタイプに分かれます。私が調べた10社では、こうなりました。

タイプ該当した会社
自動で口座残高に振り替わるGMOクリック証券、GMO外貨
自分で操作したときだけ引き出せるセントラル短資FX、トライオートFX、外為どっとコム、みんなのFX、LIGHT FX
決済するまで引き出せない岡三オンライン(くりっく365)

10社のうち、自動タイプはこの2社だけでした。 GMOグループの2社を並べて比べる意味は、実はここにもあります。どちらを選んでもこのタイプになるということだからです。

自動と手動のどちらが自分に合うかは、持ち続ける年数や税金の扱いによって変わります。 試算した結果はスワップポイントの自動受取と手動受取はどちらが有利?にまとめました。結論だけ言えば、毎年使い切るなら差はほぼなく、受け取らずに貯め続ける場合にだけ差が出ます。 3つのタイプの違いそのものは受け取ったスワップポイントは引き出せる?に書いています。

ひとつだけ、いま数字で言えることがあります。

「自動タイプだからスワップポイントが高い」ということはありませんでした。 直近1年で、自動タイプのいちばん高い会社と、手動タイプのいちばん高い会社を並べるとこうなります。

通貨ペア自動タイプの最高手動タイプの最高
トルコリラ/円10,290円(GMOクリック証券)10,299円(セントラル短資FX)
メキシコペソ/円5,618円(GMO外貨)5,402円(トライオートFX)
南アフリカランド/円5,063円(GMOクリック証券)5,037円(トライオートFX)

ほぼ横並びです。 トルコリラ/円にいたっては9円差でした。引き出し方のタイプは、スワップポイントの高さとは別の軸だと考えたほうがよさそうです。

4. 数字を見るときに、私が気をつけていること

ここまで実測値と各社の公表情報を並べてきましたが、これだけで会社を決めているわけではありません。

スワップポイントは各社の判断で変更されます。予告なく水準が変わることもありますし、受け取る側ではなく支払う側になることもあります。 過去の集計は、これからも同じ水準が続くことを示すものではありません。

また、スワップポイントを目的に通貨を持つ場合でも、損益に最も大きく効くのは為替の変動です。1年で数百円の差を追いかけている間に、為替が動けばその何倍もの評価損益が発生します。

FXは証拠金取引なので、相場の急変によっては預けた証拠金を上回る損失が出ることもあります。 2社とも公式サイトにこの注意書きを載せています。

このあたりの考え方は実効レバレッジとはとFXスワップ投資とは?にまとめています。会社選びより先に、こちらを整えるほうが順番としては先だと思っています。

よくある質問

GMOクリック証券とGMO外貨は同じ会社ですか

どちらもGMOグループのサービスですが、別の会社が提供している別のサービスです。口座もそれぞれ開く必要があります。

少額から始めたいのはどちらですか

通貨ペアによります。 トルコリラ/円は、GMOクリック証券が1,000通貨から、GMO外貨が1万通貨からです。メキシコペソ/円と南アフリカランド/円は、2社とも1万通貨からです。米ドル/円などは2社とも1,000通貨から取引できます(2026年9月27日時点の各社公式サイト)。

スワップポイントを米ドルで受け取れるのはどちらですか

GMOクリック証券です。決済損益やスワップポイントを米ドルで受け取ることができ、口座内で日本円と米ドルを無料で両替できるほか、米ドルを必要証拠金に使うこともできます(2026年9月9日時点の公表情報)。

スワップポイントが高いのはどちらですか

通貨ペアによって入れ替わります。 2026年9月8日時点の直近1年では、トルコリラ/円と南アフリカランド/円はGMOクリック証券、メキシコペソ/円はGMO外貨が上でした。最新の数値はトルコリラ/円・メキシコペソ/円・南アフリカランド/円の比較ページでご確認ください。

2社とも口座を持つ意味はありますか

私にとってはあります。 通貨ペアによって上下が入れ替わるので、複数の通貨ペアを持つなら、私は分けて持つつもりです。

私は「1口座につき1通貨ペア」という持ち方をしています。ロスカットの水準を通貨ごとにはっきりさせておきたいからです。この決め方だと、持ちたい通貨ペアの数だけ口座が必要になります。 ですので、使える口座の選択肢が多いことは、私にとってはそのまま利点になります。理由はスワップポイントはFX会社でどれくらい違う?に書いています。

この数字はどこで見られますか

このサイトのスワップポイント比較で毎日更新しています。10社の公表値を集めて、すべて1万通貨あたりに揃えたうえで並べています。会社によって表示の単位が違う点についてはスワップポイント比較の表示単位にまとめています。


同じグループの2社でも、通貨ペアが変われば上下が入れ替わります。 そして期間を変えても入れ替わります。

取引条件では、GMOクリック証券のスワップポイントを米ドルでも受け取れる点と、トルコリラ/円を1,000通貨から持てる点が、2社の違いとしてはっきりしていました。スワップポイントの水準では、メキシコペソ/円でGMO外貨が上でした。

似た形で「みんなのFX」と「LIGHT FX」の2社も比べています(みんなのFXとLIGHT FXの違い)。こちらも同じグループの2サービスですが、結論の出方は少し違いました。